派遣業界トレンド 挑戦する派遣会社たち

「ココロおどる、快護をつくる。」新たなブランドスローガンとともに介護業界を加速させる『ナイス!介護』とは

超高齢社会となった今、「介護」はその重要性を増しています。核家族の増加や女性の社会進出から、介護の全てを家族で担うことはだんだんと難しくなってきており、介護施設や介護サービスの利用が欠かせない世の中になりつつあります。そんななか、介護派遣のニーズも今後より一層高まることが見込まれます。 

そういった背景もあり、最近は特に他業種からの新規参入が相次ぐ介護派遣事業ですが、株式会社ネオキャリアでは2012年より介護派遣事業『ナイス!介護』を手掛けてきました。(https://713515brand.com/

北海道から鹿児島まで全国に60拠点を構えており、地域密着型のサポートで介護施設と派遣スタッフさんにきめ細かなフォローを行っています。

今回は『ナイス!介護』の事業部長である山本直生氏に、急速に事業展開できた成功の秘訣や、介護派遣事業が提供する価値についてお話を伺いました。

介護派遣事業『ナイス!介護』の事業展開

  ーまずは、山本様のご経歴や現在の業務について教えていただけますでしょうか?

山本氏:弊社には2012年に新卒で入社し、1年目に『ナイス!介護』の立ち上げメンバーに抜擢されました。 その後は最年少支店長として2拠点の支店立上げを任され、入社10年が経過した現在は、『ナイス!介護』の事業部長として事業戦略の立案と推進、業績管理、人事戦略等を行っています。

 ー『ナイス!介護』を立ち上げた当時の想いを教えてください

山本氏:入社してすぐに『ナイス!介護』の立ち上げに携わりましたが、当時の私は介護業界に対する知識が全くありませんでした。そこで、半年ほど介護施設のボランティアに参加し、介護業務や就業環境の現状理解に努めました。

介護業務を経験するなかで感じたことは、業務と給与のアンバランスさです。幼少期からサッカーをしてきて体力に自信があった私でも、ボランティア終了後は味わったことの無い疲労を感じました。それにも関わらず、支払われる給与は他職種と比較して低い現状を知り、高い社会貢献性とやりがいのある介護職の賃金向上に尽力したいと強く想いました。

実際に『ナイス!介護』では介護職の雇用創出だけではなく、給与が低いという介護業界のイメージを変えるために、派遣スタッフさんの待遇改善にも取り組んでいます。

私が首都圏エリアを担当していた際には、1年かけて約2,000名のスタッフさんの時給を120円上昇させました。その結果、大手の介護施設においては正社員やパート等の従業員全体の給与アップにまで影響が広がりました。

介護業界の給与水準を上げることは、新規人材の参入と人材の定着率向上につながり、介護に携わる一人ひとりの負担を減らすことにもなりますので、この取り組みには一定の成果があったと考えています。

2,000名の平均時給を120円も上げるといった偉業を達成できた要因を教えていただけますか?

山本氏:介護施設と派遣スタッフさんと共に、サービスの向上に努めました。派遣スタッフさんとしても、私たち『ナイス!介護』としても、介護業界の給与水準を上げたいという想いは同じです。一方で、介護施設はサービスの質を上げてこそ、入居者様の満足度や施設運営の効率化につながります。

そこで、実際にサービスの質を向上させるために私たちが取り組んできたのは「資格取得支援」です。『ナイス!介護』では事業立ち上げ以来、介護業界の総従事者を増やしていくことをミッションとしておりますので、特に「介護未経験」の方をメインに質を上げていく方法を思案してきました。

経験は派遣就業後に積むことにはなりますが、介護業への理解や資格取得への取り組みによる努力姿勢や資格という可視な功績は、派遣スタッフさん一人ひとりの質につながります。

結果、就業経験も重ねることで更に介護技術の習熟度が向上して、介護施設により良いサービスを提供することができます。一方で、派遣スタッフさんのやりがいの向上にも寄与しているため、双方にとってwin-winの関係を実現しています。

質の高い「サービス提供」という観点では、派遣スタッフさんの定着率も重要な指標です。介護業界では離職率の高さが問題になっていますが、離職の原因として最も多くあげられるのが「人間関係」です。介護施設は地域密着かつ小規模運営している法人が多く、人間関係に問題が生じても部署異動などの物理的な解決手段が取りづらいので、離職せざるを得ないケースが目立ちます。

各介護施設そのものの組織構造を変えることは難しいのですが、私たちができることとして、資格支援や教育面、給与面でバックアップするだけでなく、心身のフォローも行うことで介護業界の離職率低下に貢献したいと考えています。

 ー『ナイス!介護』を通して就業された派遣スタッフさんで、印象的なキャリアを歩まれているスタッフさんはいらっしゃいますか?

山本氏:前置きとして、派遣スタッフさん全体の傾向は、子育て中の主婦の方や副業として介護職を行う方など、限定的な時間就業を希望されている方の割合が非常に高いです。

介護職は午前中の入浴時間や食事など人手が必要な時間にアップダウンがあり、時間就業のニーズが高いため、派遣スタッフさんの中でも勤務時間への融通を求める時間制限のある方や、他の仕事に時間をあてたい方のニーズと特にマッチしていることが背景にあります。

これまで様々な派遣スタッフさんと関わってきましたが、印象に残っているのはカメラマンを目指していた方です。当時、本業のカメラマンで生計を立てるにはあと一歩とのことで、副業として無資格・未経験から介護の仕事を始められました。しばらく仕事を続けられるなかで介護職の面白さを感じ、副業ではなくフルタイムで勤務されるようになりました。

その後、私も担当エリアや職務が代わりご無沙汰していたのですが、数年後にその方が派遣就業されていた介護施設に訪問する機会がありました。その際に施設内で「山本さん!」と声を掛けられ、振り返るとそこには派遣先だった介護施設の正社員になり、現在は主任としてご活躍されている当時の派遣スタッフさんがいました。責任あるお仕事につきご活躍されていること、私の名前を覚えていてくださったことがとても嬉しかったと同時に、そのきっかけになれたことに価値ある仕事をしていると感じられた出来事でした。

 ー順調に事業展開しているように見えますが、なにか困難に直面したことはありますか? 

山本氏:立ち上げ当初は事業の運営体制構築に非常に苦労しました。当時の弊社は求人広告事業や人材紹介事業が生業でしたので、派遣事業に関するノウハウは少なく、特に労務管理などは困難を極めました。

人材派遣事業として、また介護職特有の観点でも同一労働同一賃金や残業規制、夜勤の変形労働など複雑な労務管理となりますが、法律や規制の変化が多いため、柔軟性のある管理体制が必要です。今後も法制度や世の中の動きを今まで以上に敏感に感じ取りながら、お客様である介護施設の運営状況も見極め、顧客視点をより強固にしたビジネスを行うことが重要になると考えます。

 ーこれほど急成長できた理由とは何でしょうか?他の介護派遣事業者と比べた貴社の特長を教えてください。

山本氏:先行者利益を獲得できたこと、中長期目線で投資を続けたことが、急成長につながった理由だと考えています。『ナイス!介護』を立ち上げた当初、他に介護派遣事業を行う企業がほとんどおらず、パイオニアとして独走することができました。また、すぐに利益が出ない状況でも「本事業が社会のためになる」と会社が継続して投資と支援をしてくれたおかげで、事業を拡大することができました。 

継続成長の観点では、分割経営化が大きな成長要因となっています。現在全国を6支社に分けて運営しておりますが、6支社長全員がマーケットを深く理解して各々で事業・組織を運営しています。どの事業も創業期は同じかと思いますが、『ナイス!介護』も立ち上げ当初は共通指針・施策で駆け抜けてきました。

ある程度はその走力で拡大していきましたが、介護派遣事業はお客様と長期的な関係を持つため、瞬発力よりも持久力、誠実さと努力を積み重ねることが求められます。実現するには実直な姿勢で努力を継続する組織基盤、地域特性を考慮した事業戦略など個性・特性を活かせる体制が必要であり、分割経営に至りました。

 介護派遣事業の今後の展望

ー介護派遣業界の現状と今後の事業展開をお聞かせください

山本氏:コロナ禍においても介護業界は縮小傾向とはならず一定のニーズを保っていますが、介護派遣事業において需要と供給のバランスが変化しています。これまで他業種で働いていた方がコロナ禍で仕事を続けられなくなるケースが増え、介護業界への転職も多くなりました。介護施設の直接雇用が増加したことにより、私たち介護派遣企業へのオーダーが減少しています。

ただ、このような現象はリーマンショックの時も起こっており、当時介護職に就く労働者が3年間で25万人増加しましたが、景気回復後に介護職として残ったのはわずか2万人です。アフターコロナも同様と考えており、サービス業や観光業が復活することで、現在介護職に従事している方の一部は元々お勤めの業界へ戻るなど労働者に動きが起き、圧倒的な介護業界の人材不足が起こると予想されるため、事業体制の強化と拡大に取り組んでいます。

具体的には、リアルとデジタルをかけ合わせた事業体制の構築です。まず、2年以内に今ある60拠点を70〜80拠点にすることでリアルなプラットフォームを拡大し、エリア細分化による営業効率、生産性の向上を実現したいと考えています。同時にSaaSビジネス開発や、DX企業とのアライアンスによるデジタルプラットフォームの構築などを進めたいです。

また、介護業界に新しい人材を迎えるためにも、介護に対して持たれるネガティブなイメージを変えていきたいです。これまで多くのスタッフさんのお話を伺ってきましたが、未経験で入職した派遣スタッフさんから“介護職はやってみると面白い”という声をいただくことは多く、こういったポジティブな生の声を世の中に届けたいと思っています。

私自身も介護ボランティアを経験した際に、上手くできなかったことができるようになった方を見て嬉しくなったり、昨日まで元気に見えた方が突然亡くなってしまい悲しくなったりと、日々様々な感情を経験しました。この感情のひだをやりがいと感じている派遣スタッフさんが、介護職を長く続けられているのだと思っています。そこで、私たちが新たに掲げたブランドスローガンが「ココロおどる、快護をつくる。」です。

介護される方とそのご家族、派遣スタッフさん、介護施設など介護業界全体に「ココロおどる」が伝染し、多くの方がポジティブなイメージで介護職に興味を持ち、介護業界が賑わっていくことを目指して今後も事業運営に邁進していきたいと思います。

 派遣事業について

ー最後に山本様の考える派遣会社の価値とは何でしょうか? 

山本氏:新たな雇用機会の創出により、経済や社会保障にプラスの影響を与えることだと考えています。例えば、家庭の事情で勤務時間に制限があり働けない方の雇用機会を作ることで、一つの経済活動を生み出すことができます。小さな積み重ねではありますが、介護派遣事業を通して社会貢献の一端を担っていると実感しています。

「人材派遣や人材紹介サービスは手数料が発生するため不要」という意見もありますが、 私たちが介在することで自社採用では出会うことがなかった人材との縁を結ぶことができ、新たな投資がより多くの求職者と企業に出会いの創出に繋がるので、「良い人材と巡り合う」というお金に変えられない価値も提供できているのではないでしょうか。

実際に、介護施設の方と派遣スタッフさんに「出会わせてくれてありがとう」という感謝の声をいただくとやりがいを感じますし、改めて介護派遣事業が好きだと実感します。

ー派遣会社で働く方・働きたい方へのメッセージをお願いします!

山本氏:派遣会社の何よりの魅力は、常に人に囲まれていることであり、一挙手一投足が人のためになることです。

派遣スタッフさんとして、自身の経験・知識・努力を重ねながら、派遣先の企業と共に仕事に挑み、支え合い、時にはぶつかりながら喜びや苦労を分かち合う。派遣営業職として、様々な企業と求職者の架け橋になり、かけがえのない出会いや縁を創り、大切に守り、未来へ伴走していく。

年齢や立場の垣根を超えて、人とつながり、人を想って働く “利他集団” であることが、自分自身にも周りにも誇れる業界、誇れる仕事だと思います。この業界だからこそ得られる縁に価値を感じていただけましたら、ぜひ一緒に働きましょう!その一歩を楽しみに、今日も私たちは走り続けます!

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